<陵辱 第6話>
帝国軍兵士はハンナの体内にたっぷりと熱い精液を吐き出すと、
少々名残惜しそうに、ハンナの体を貫いていた肉棒を引き抜いた。
まだ硬い肉棒が引き抜かれるのと同時に、白濁液がどろりと流れ落ちる。
それは、ハンナの体内に射精が行われた、明確な証拠だった。
白濁した精液は割れ目から流れ落ちると、白く張りのある尻まで汚した。
気温が下がってきている為、そこから白い湯気が上がる。
引き抜かれた肉棒は、まだ硬度を保っていた。
長引く戦闘で蓄積された性欲は、一度射精したくらいでは収まらないのだろう。
帝国軍の兵士達は、とにかく女に飢えていた。
一人が満足すると、すぐに次の兵士がハンナの体に覆いかぶさった。
戦争という精神的にも肉体的にも強いストレスに晒された上、何の娯楽も無かった兵士達。
生殖行為という快楽で、蓄積されたストレスと欲望を吐き出した。
並んでいる男達に順番に犯され、溜まった精液を体内に吐き出されていく。
ハンナにとって、輪姦などもちろん初めての経験である。
ハンナに出来る事は、ただこの嵐が通り過ぎるのを待つ事だけであった。
そう、要は、大人しく犯され続けるのだ。
「ほら、出すぞっ!我慢できるか!?」
どぷっ!どくどくっ!どくうっ…!
「ああっ!!いやああっーー!いくっ!!いくっ!はあっ…くうううぅっーー!!」
ハンナは膣内で射精されたのを感じると同時に、胸を張り背中を大きく反らせ、
全身をビクビクと痙攣させながら絶頂の声を上げた。
「この女、すっかり中出しでいくの覚えやがった!
ほら、いけよ!俺も、中に出してやるっ!!」
「も、もうやめて…!」
懇願するハンナの言葉は無視され、無防備な体内に、容赦なく精液が吐き出される。
その度にハンナは強制的に絶頂の階段を上らされた。
どくっ!どくっ!どくどくどくっ…!
「あっ!ああっ!!いくっ!いっくうううぅっーーー!!」
子宮口に浴びせられる熱と、硬い肉棒の脈動で、嫌でも射精を認識させられる。
その熱い濁流が、ハンナに狂いそうになるほどの快感を与えた。
そして、憎い帝国軍兵士達の精液に体を汚される度に、強烈な劣情が全身を支配した。
憎い帝国軍兵士による体内射精という屈辱感、羞恥、惨めさ、それらの劣情に
フォーリングダウンという劇薬が加わり、ハンナを絶頂の階段へと強制的に導く。
ハンナの意志とは無関係に、体が、感情が、更に強い快感を欲していた。
被虐の快感は、肉体の快感とは大きく異なる。
それには、天井というものが無かった。
どれだけ際限無く昇り詰めても、まだ先があるような気がするのだ。
もっと惨めで…悲惨で…そして、絶望的な快感が…!
その快感を得る為なら、可憐な修道女でさえ、喜んで悪魔に魂を差し出すだろう…
それが、女が一度堕ちたら二度と這い上がれない、"被虐の快感"だった。
まるで底が見えない、真っ暗闇の穴に、真っ逆さまに堕ちてゆく、底無しの絶望感。
そして、その底無しの暗闇に、ハンナは身を投げようとしていた。
射精でいく事が、こんなに気持ちいいなんて…!
ああ、あそこが、きゅううぅっってなる…
あそこが、たまらなく切なくなって、自分を犯す男の肉棒を締め付ける…
ああ…私…孕む…犯されて、犯されて強制的に妊娠させられる…!
待望の赤ちゃんが…憎い敵兵士達に犯されて出来た子供…
あまりにも、惨めすぎる…
惨めすぎて、気が狂いそう…
ハンナには、子供がいなかった。
夫婦共に子供を授かりたいと思ってはいたものの、どうしても出来なかったのだ。
夫の親戚からは、そのせいで冷たい目で見られる事もあった。
そして皮肉にも、待望の妊娠のチャンスは訪れた。
ただ、それは暴力的で破滅的であったが。
妊娠…こんな…たくさんの男達に犯されたあげく、妊娠…!
しかも、憎い帝国軍の子供を…!
このままでは、初めての子供が、憎い敵兵士の子供になるのは間違いなさそうである。
フォーリングダウンの効果で、これらの劣情は全て強烈な快感へと変換されていく。
悲しいと思うほど、惨めだと思うほど、涙の量に比例して、快感が増していった。
だめ…私、おかしくなる…おかしくなっちゃう…
気持ちいい…こんな、無理やり犯されてるのに…
こんなに中に出されて…妊娠するかもしれないのに…
駄目…抗えない…悲しみの快感に…
もっと…もっと悲しませて…
もっと、私の体を、おもちゃにして…
駄目なのに、我慢できない!
気持ちよすぎて、気が狂いそうっ…!
もう、我慢できない…自分の欲望を、口に出さずにはいられない…!
もっと乱暴に犯して、酷い事してっ!
私のこと、めちゃくちゃにしてっ!
「も、もう駄目…、我慢、できない…!」
そしてついに、ハンナは唇を震わせながら、大声で懇願した。
「し、してっ!もっとしてぇっ!
この体、もっとめちゃくちゃにしてっーー!!」
同時に悲しみと歓喜の涙が、頬を伝う。
恥知らずな言葉を口にするほど、被虐感は高められる。
脳天を斧で打ち砕かれるかのような、破壊的な被虐の快感。
もはや、自分ではどうする事もできなかった。
「おいおい、亭主の前だぜ?そんな事言っていいのかよ?この女、とんだ好きものだぜ!」
私…望んでる…帝国軍兵士の子供を妊娠することを…
夫の目の前で、私を妊娠させる事ができなかった主人の前で、孕ませられたい…
「はいっ、いいです!もう、いいの!好きにして、もう、どうにでもしてぇっ!
孕ませてっ!帝国軍兵士の子供、妊娠させてっ!」
「お望み通り、孕ませてやる!おらっ!亭主の前で、憎い帝国軍兵士の子供を孕めっ!」
「いい!いいの!出してっ!奥に出してぇっ!
してっ!私の中にっ!私の中に、おもいっきり射精してぇっ!」
ハンナの絶叫と同時に、帝国軍兵士の熱い欲望が流し込まれた。
熱い精液が、肉棒に突き上げられた無防備な子宮口に浴びせられる。
どくんっ!どくどく、どくうぅっ…!
「あ、ああ…ひ、ひいぃっ!あひいいいいぃっーー!!」
その瞬間、ハンナは自分が完全に堕ちた事を自覚した。
底無しの暗闇に、永遠に落ち続ける事を自ら選択したのだった。
全身を、ゾクゾクした快感が支配してゆく。
「あーあ、あの薬を使うと、みんなこうなっちなう。
ここのお姫様も、こんな風になっちまうのかねぇ?
何でも、とびっきりの美人らしいが…。」
「ああ、だとしても、俺達には回ってこないさ。
お姫様クラスは、軍の幹部連中だけで楽しむんだろうさ。」
背徳、不貞、裏切り…それらに対する負の感情は、全て黒い快感となってハンナの身体を
隅々まで支配していく。
「うう…き、気持ちいい!初めてっ!こんなの、初めてぇっ!!」
「犯してっ!この体、好きにしてっ!もっと、めちゃくちゃにしてぇっ!」
もっと…もっと見下されたい、蔑まれた目で見て欲しい。
誰でもいい、罵倒され、呆れられ、愚かな自分を見て、深く失望して欲しい…。
とその時、項垂れる夫の姿が目に入った。
目の前で妻を犯され、惨めに地面を見つめるしかない、愛する夫の姿が。
それと同時に、とんでもない考えが頭の中に浮かんだ。
ハンナの心に、ゾクゾクとした破滅の快感が溢れ出した。
そんな事を思いつく自分自身に、呆れたが、もう止める事は出来なかった。
それは真っ黒な煙のような快感で、一瞬にして体全体を支配されたかのようだった。
そして体が震える程の、強い緊張感を伴う快感だった。
そして、意を決すると、ハンナは大声で口にした。
全身を覆う、ゾクゾクした快感に身を焦がせながら。
「ああっ!あなたぁっ!気持ちいっ!気持ちいいのおっ!
帝国軍兵士におもちゃにされて、めちゃめちゃに犯されるの気持ちいいっーー!!」
愛する妻の言葉に、項垂れていた夫は信じられないといった表情で哀れな妻を見た。
肉欲の快感に震えるハンナと、視線が交差する。
「見てっ!孕むからっ!私が犯されて孕むところ、見ててっーー!!
私の一番恥ずかしい姿、見てくださいっーー!!」
ハンナは呆然自失の夫の顔を見つめながら、大声で恥知らずな言葉を続けた。
そして恥ずかしい言葉を言えば言うほど、快感は高まっていった。
先程は命令されて言わされたが、今回は自ら夫に痴態を晒し、見ることを懇願している。
ハンナは自分から恥知らずな言葉を口にする度に興奮し、愛液を滴らせた。
肉棒が出入りする割れ目からは、じゅぼじゅぼといやらしい音が漏れている。
「ははっ!この女、薬で完全に壊れやがったぜっ!」
帝国軍兵士はそう言うと、ハンナの体をギュッと抱きしめ、体の一番送まで肉棒を
挿入すると、ギンギンに硬直した肉棒の先端で、子宮口を激しく突き上げた。
ハンナもそれに応えるように、男の背中に回した腕に力を入れ、
蛙のように開いた両足を、激しくピストンする男の腰に回した。
そして乱暴に突き上げられる度に、ハンナの口から歓喜の声が漏れた。
「おら、亭主の前で孕ませてやるっ!!」
どくっ!どくっ!どくっ!どくんっ!!
硬い肉棒の先端から放たれた熱い精液がハンナの子宮口にびしゃびしゃと
浴びせられ、快感で潤った肉壁に染み込んでいく。
「ああっ!いくっ!あなたあっ!帝国軍兵士の精液でいくっ!!
あなた以外の男に、犯されて、中出しされていくのおおっーー!!」
「ああっ!孕むっ!孕むっ!孕むうぅっー!!」
ハンナが全身をぶるぶると震わせながら背中を反らし、
今までで一番大きな快感に、歓喜の声と共に身を任せようとした、
その次の瞬間!
ハンナを犯す男が目で合図を送ると、帝国軍兵士の剣が、ハンナの夫の首を跳ねた。
そして哀れな夫の首は、全く表情を変える事無く、諦めの表情のまま地面に転がった。
転がる夫の頭部を、ハンナの視線が一瞬だけ追った。
「あ…ひ、ひ…ひぃいい…ひいぃぃーーーー!!
はひ、はひいぃいい…!あ、あひいっ!!あひいいぃぃっーーー!!!」
ハンナは全身を震わせながら狂ったように声を上げると、
背中を大きく反らせ、びくびくと痙攣させながら、何度もいきまくった。
そして自ら激しく腰を振りまくり、快感と共に肉棒を貪った。
もう、何も遠慮をする理由は、無くなったのだ…。
フォーリングダウンによって堕とされた哀れな女は、
鉛色をした冬空の下、この後も野獣と化した敵兵士達に犯され続けた。