<拷問 第1話>
薄暗い部屋に軍の指揮官達が集まっていた。
皆、深刻な表情で今後の作戦について話し合っている。
「兵の集結状況はどうか?」
「は、正規兵が約1000、傭兵が約2000、合計3000ほどです。あとは、オークの部隊が待機しております。
現在、200匹が即時投入可能な状態です。」
「で、城砦都市トランの戦力は?」
「それが・・・約5000の傭兵が集結しているとの情報です。しかも、その数は毎日増えているとのことです。」
深いため息が部屋を満たす。
城砦都市を落とすには、最低でも3倍の兵力が必要というのが常識である。
15000の兵が必要なところが、現在投入可能なのは3000。5分の1である。
いかにオークの部隊があるとはいえ、正攻法では占領などとても無理な戦力だ。
しかも、彼らが駐屯する村から帝国の首都までの距離は約2000km、一方トランは敵の首都から僅か300km。
この補給路の長さも彼らを悩ませていた。
「現在、補給が滞りつつあります。原因は長すぎる補給路です。
敵の領土深く攻め込んだのはいいですが、補給路が各地でゲリラに攻撃され、寸断されつつあります。
このまま時間が経てば、彼我の戦力差は開く一方です。」
さらに悪い知らせに、部屋全体が重い雰囲気に包まれた。
発言する者も無く、ただ静かに時間が流れた。
とその時、その静寂を破る声が発せられた。
「私に妙案があります。」
視線が一斉に声のする方を向いた。
そこには、今回の作戦に参加している、唯一の女性参謀がいた。
まだ27歳と若いが情報戦においては定評があり、これまでも幾度となく帝国軍の窮地を救っていた。
「作戦参謀、その案を聞かせてもらおうか。」
「はい。トランは周囲を高さ10メートルの壁で囲まれ、強固な防御力を有しています。
共和国軍側はこのままトランに篭城し、我々帝国軍の補給が尽き、疲弊するのを待って
出撃してくるはずです。逆に、補給が尽きる前に敵を都市から引きずり出すことさえできれば、
我々にも勝機はあります。その為には・・・」
作戦内容を聞いた者は、女性が考えたとはとは思えぬその苛烈な内容に驚いた。
しかし、どうやらその作戦以外に手はなさそうである。
今回もこの女に助けられるのか・・・。
戦場では勇名を馳せる各部隊の指揮官達からは、僅かながら苦々しい表情が読み取れた。
作戦会議終了後、すぐに作戦は実行に移された。
まずは、トランへの偵察部隊の派遣である。
人選は作戦参謀であり、今回の作戦の発案者である、レミーに任された。
情報戦を専門に扱う部隊は、約半数が女性で構成されている。
敵の懐深く潜入し、貴重な情報を得るには、女性の方が向いていることが多いためだ。
時には敵の指揮官と体を重ね情報を引き出し、用が済めば暗殺する。
今回の偵察にも女性が適用されることとなった。
「チェーン、この任務が終わったら、あなたに偵察部隊の小隊を任せようと考えているの。」
レミーは個人的に話をする時は、女性らしい話し方をした。
「私を、小隊長に・・・?」
「そうよ。今回の任務は困難だけれど、今後はあなたにも小隊の一つを率いてもらって、活躍して欲しいの。
そのためにも、必ず生きて帰ってきて。」
レミーに対する部下からの信頼は厚く、憧れの存在である。
それは、もちろん優秀な参謀ということもあったが、女性としての美しさも理由の一つであった。
172cmの長身で体はすらりとしており、長いブロンドの髪が僅かにウェーブしている。
切れ長の目は、その知性の高さを表していた。
その目で見つめられると、男はもちろん、女性でも体の奥が熱くなった。
「そんな・・・私はまだ21歳ですし・・・経験も浅いのに・・・。
でも、嬉しいです。作戦参謀に、生きて帰ってこいって言ってもらえるなんて。
なんとしても、今回の任務は成功させます!」
自分は、憧れの作戦参謀に認められている。
そう考えただけで、チェーンは体が震えるほど嬉しかった。
「ありがとう、チェーン・・・。」
甘い声と共に、レミーの白い手がチェーンの頬を撫でる。
陶磁のように白くて美しい顔が近づくと、優しく唇にキスをした。
そして、直立しているチェーンの体を優しく抱きしめる。
「はああ・・・レミー様・・・」
「かわいいわ・・・チェーン・・・。さあ、全てを私に見せて。」
ロウソクの明かりが揺れる部屋で、チェーンの若い肉体があらわになる。
乳房は大きくないが、形の良いお椀型をしており、その乳首は既に堅くなっていた。
「恥ずかしいです・・・。こんな、私だけ裸なんて・・・。」
消え入りそうな声で、チェーンが言った。
「そうね・・・恥ずかしいわね・・・。ほら、足をもっと開いて、自分であそこを広げてよく見せて。」
チェーンは両足を肩幅より少し広く開くと、目をつぶり、恥ずかしさで紅潮した顔を横にしながら、
両手であそこに指を伸ばした。そして、ゆっくりと両端を広げる。
くちゅぅ・・・・・・。
卑猥な音があそこから漏れると、チェーンは一層目を強く瞑り、顔を紅潮させた。
レミーに恥ずかしい姿を見られているというだけで興奮し、既にあそこはびちゃびちゃに濡れている。
熱い蜜が左右に開かれた割れ目から溢れ出すと、そのまま糸を引きながら床を汚した。
もう、チェーンは恥ずかしさのあまり泣き出しそうである。
「んん・・・いいわ、チェーン・・・その無様な姿・・・。もっと虐めたくなるわ・・・こっちにいらっしゃい。」
レミーはチェーンをベットにあお向けに寝かすと、その若い肉体を貪った。
柔らかい唇、乳房、そして熱い蜜が溢れ出す割れ目に舌をはわし、その蜜を舐め取ってゆく。
そして、チェーンの両足をM字型に開かせたまま、お互いの性器を密着させた。
レミーの腰がチェーンの体に何度も押し付けられ、その度に甘い声が漏れる。
お互いの割れ目から溢れ出る蜜で、卑猥な音が部屋中に響き渡る。
くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ・・・
「レミー様、もっ、もう私っ・・・!」
「ふふっ、我慢できないのね?いやらしい娘・・・。いいわ、派手にいきなさい。見ててあげるから。」
レミーの、チェーンを抱く両手に力が入る。
それに答えるように、チェーンはレミーの腰に両足をからめ、自分でも腰を振りはじめた。
女同士で体を密着させ、互いに腰を振る姿がロウソクの赤くて淡い光に照らされる。
「ああっ!レミー様っ!!いくっ!いきますっ!!」
「チェーンがいくところ、見てくださいっ!!」
チェーンは両手と両足でレミーの体にしがみ付くと、一層激しく腰を振りはじめた。
短めに切られた黒髪を振り乱し、必死にあの瞬間を迎えようとしている。
「はあああっ!いくっ!!いっくうううぅぅぅっっーーーー!!」
チェーンは一層強く自分の割れ目をレミーの割れ目に押し付けると、絶頂に達した。
レミーの体にしがみ付いたまま、何度も、何度も体を痙攣させる。
長い絶頂の後、心地よい疲労感の中でチェーンは眠りについた。