<言葉責め 第6話>
aki > よし、ちゃんと言う事を聞いてれば、オナニーを許可してやるからな。
オナニーを許可・・・。
オナニーを許可・・・。
オナニーを許可・・・。
同じ言葉が、何度も智美の頭の中で繰り返される。
許しがあって、初めて可能な行為・・・。
今の私にとって、自分の身体を慰める自由は無い・・・。
今、智美に許されているのは胸を触ることだけである。
股間を触ることを許されていない今、乳房を揉みしだく両手にさらに力が入る。
両方の手の平を大きく広げ、左右の乳房をわしづかみにする。
形の良い御椀形の乳房が形を変え、興奮した呼吸により上半身が上下に動いた。
それと同時に、熱い堵息が薄く開いた唇から漏れる。
「はあ、はあ、はあぁ・・・」
したい・・・、もう我慢できない。
もう、胸だけじゃ、これだけじゃ満足できない・・・。
智美の意識は、股間に集中した。
触りたい・・・あそこを・・・あそこを触りたい・・・!
それを見越したように、相手のメッセージが表示された。
aki > なんだ、もう我慢できないみたいだな。
aki > そんなに人前でオナニーしたいのか?
aki > まあ、淫乱露出狂の智美のことだから、人前でやった方が興奮するんだろうけどな。
aki > ほんとに、恥知らずな変態だな。
「う、うう・・・」
さすがにここまで言われると悔しいが、一度火がついた性欲は押さえられない。
もう、なんでもいい。どうでもいいから、触りたい・・・。
ともみ > もう、我慢できません。していいですか?
自分でも恥ずかしいお願いをしているのは解っているが、もう耐えらそうもない。
aki > ふん、「していいですか」か。いったい何をしたいんだ?
aki > ちゃんと解るようにはっきりと言ってみな。
aki > そうすれば許可してやらんこともないぞ。
そんな・・・。
智美には、今までそんな事を口にしたことはもちろん、文字にしたこともない。
しかし、もうそんな事は言ってられる状況ではなかった。
既に智美の薄い水色の下着には染みを作り、さらにその下からは熱い液体が溢れようとしている。
ともみ > オナニーをさせてください・・・
したい・・・したいよ・・・。
オ、オナニー・・・オナニー・・・。
オナニー、オナニーが、オナニーがしたいっ・・・!
智美の頭の中で、何度も欲望の言葉が繰り返される。
もう、そのことしか考えられない
熱い股間に手を伸ばし、思い切りかきむしりたい・・・。
早く、早く許可して欲しい・・・。
aki > ふん、ともみの大股開いてオナニー我慢してる姿はいやらしいな・・・。
aki > もう、頭の中はオナニーすることで一杯なんだろう、この淫乱女。
aki > じゃあ、そのいやらしい願望を、実際に声に出して三回言ってみろ。
aki > そうしたら、ともみの大好きなオナニーを許可してやるよ。
もちろん、実際に声を出したかどうかは相手には解らない。
だが、オナニーの許可という甘い餌を目の前にしている智美には、この命令に従う事に
何の不思議も感じられなかった。
もちろん、今までそのような恥ずかしい言葉を口にした事は無かったが、
今ならそれが自然に言えそうな、むしろ口にしたいような気がした。
言うの・・・、今から・・・私、恥ずかしいこと言うの・・・。そう考えると、余計に興奮してくる。
さらに何度も頭の中でその言葉が繰返され、ついにその欲望が智美の口から漏れた。
「オ・・・、オナニーしたい・・・、オナニーしたいっ、オ、オナニーしたいいっっ!」
3度目のは、自分でもびっくりするくらいの大きな声になってしまった。
智美は、初めて自分の恥ずかしい欲望を口にした。
はああ・・・・言っちゃった・・・。
言っちゃった・・・こんな、こんな恥ずかしいこと・・・。
もし、こんなのを人に聞かれたりしたら、どんなに恥ずかしいだろう・・・。
でも・・・すごく気持ちいい・・・・・・。