<監禁 第4話>
堀井は美咲の胸を力いっぱい揉みしだいた。
両方の乳房に手のひらを広げて、ぎゅっ、ぎゅうっと力を入れる。
堀井の太い指の形に、幼い乳房が無残に変形させられた。
「きゃああっ!いたっ!痛いぃっーー!」
乳房を乱暴にわしづかみにされ、思わず悲鳴を上げる美咲。
それは愛撫などと呼べるものでは無く、単に肌の感触や柔らかさを自分が感じ取りたいと
いうだけであった。女性を、性欲処理のための道具としてしか見ていないのだ。
堀井という男は、今までずっとそのようなSEXしか経験してこなかった。
そのため、全く力の加減というものを知らない。
「そろそろ…美咲の一番恥かしい場所を見せてもらおうかな…。ヒヒッ…」
堀井は満面の笑みを浮かべながら、美咲の顔を見下ろした。
美咲にもその意味は分かる。そう、今からショーツを脱がされて、この変態男にあそこを
見られるのだ。もちろん、それだけで済むはずはない。恐らくは、その後最悪の事態に
陥ることは美咲にも想像ができた。もう、後が無い…。
「ま、待ってっ!お願いっ!お願いだから、私の話を聞いてっ!」
美咲はショーツに手を掛けようとする堀井に話を聞いてくれるよう懇願した。
会話ができれば、まだ何かしらの突破口はあるかもしれない。
美咲の懇願が効いたのか、堀井は手を止めると美咲の顔をじっと見た。
どうやら、話を聞いてくれるらしい。美咲はこの機会を逃さなかった。
「お願い!、お願いだから私の話を最後まで聞いてっ!
私を助けて!助けてくれたら、何でもあなたの言う事を聞くからっ!本当よっ!お願いっ!
あなたの言うこと、何でも聞く、何でもするから、お願い!私を助けてっ!お願いぃっ!」
堀井は必死になって懇願する美咲の顔を見ながら、全く別の事を考えていた。
堀井の細い一重まぶたの視線が、美咲が必死になって動かす唇に集中している。
必死に訴える美咲の唇…。綺麗なピンク色をしており、滑らかで艶のある、美しい唇…。
そう、まだ美咲の唇を奪っていない事に、堀井は気づいたのだ。
堀井は自分のうっかりに、思わず頬を緩ませた。
俺としたことが、こんな重要な事を忘れるなんて…。
ここはやはり、きちんと美咲の唇を奪っておかなければ…。
CMオーディションで優勝した15歳の美少女のファーストキスは、俺がもらう…。
しかも、都合のいい事に美咲は何でも言うことを聞くと言ってるじゃないか。
黒服には、未調教だから歯だけには気をつけろと言われたが…。これなら…。
「本当に、俺がお前を助けてやったら、何でも言うことを聞くか?」
一瞬、話を聞いていないかのように見えた堀井に不安を感じた美咲だったが、ちゃんと通じて
いるようである。美咲はほんの少しだけほっとした。慌てて返事をする美咲。
「聞くっ!聞きますっ!私を助けてくれたら、何でも言うこと聞きますからっ!
早く、早くこの鎖を解いて!そして私をここから助け出して!お願いっ!」
堀井は眉を寄せて懇願する美咲の表情を凝視した。そして、そのまま美咲の顔の直ぐそばまで
自分の顔を寄せた。美咲の美しい顔が、唇が、もう直ぐそこである。
堀井はじっと美咲の唇を見つめた。
「助けてやったとしても、その後で言うことを聞くつもりなんて無いに決まってる!
もし、それが本当だと言うのであれば、俺とキスしてみせろ!ちゃんとキスできたら、
本当だと認めてやる。そしてお前をここから出して、自由にしてやる。」
美咲は堀井の話を聞いて、頭に血が上った。
確かに助かった後で堀井の言うことを聞くつもりなど無いのは本当だったが、そもそも自分は
完全な被害者で、この男は犯罪者なのだ。なぜこの男の命令を聞かねばならないのか?
しかも、今度は自分にキスしろと言う…。こんな男とキスするなんて…。
私の、ファーストキスが…。
しかし、ここから逃げ出す為には多少の被害はやむを得ない。
このままショーツを引きずり下ろされて、バージンを奪われるよりは…。
「わ、分かりました…。します…。キス…します…。」
美咲は頬を引きつらせながらも、堀井の提案を受け入れた。
実は美咲のファーストキスは誘拐時に白いワンボックスカーの中で奪われていたが、美咲は
その事を知らない。自分の初めてのキスがこんな男に奪われると思うと、すごく悲しかった。
そして、悔しかった。自分の唇が、こんな卑怯で醜く太った男に…。
「しますじゃないだろ?させてくださいだろ?助けて欲しいなら、ちゃんとお願いしろっ!」
調子に乗り始める堀井。
美咲は悔しさで、頭がくらくらしてきた。特に勝気な性格ではなかったが、目的の為なら
卑怯な手段も厭わない人間に対しては、普段から嫌悪感を感じていた。
こんな…いい大人が中学生の自由を奪っておもちゃにするなんて…。酷すぎるっ!
しかし、今は…。今は、残念な事にこの男だけが脱出の糸口なのだ。
美咲は一瞬唇を噛んだが、直ぐに堀井の望み通りに言ってやった。
「お願いします…。キス…させてください…。」
「なーんだ、お前、俺にキスしたかったのかー!早く言えよー!お願いすれば、いつでも
させてやったのにー!本当は俺のべろに吸い付きたかったんだろー?じゅるじゅる、じゅば
じゅば、舌をからませて、唾液を吸いたいんだよなあぁ?ええ、そうだろ、美咲いぃー。」
大声で、美咲を侮辱する堀井。益々調子に乗り始めたようだ。
うう…私のファーストキスが…。こんな男に…こんな男にお願いしてさせてもらうのが、
私の初めてのキス…。しかも、ベッドに大の字に拘束されて…。
酷い…そんなの酷いよ…。
美咲が泣きそうな顔をしながら堀井の顔を見ると、堀井の方は準備万端だった。
既に唇を突き出して、美咲をじっと見下ろしている。
ここから脱出するためには、仕方がない…。
美咲は意を決して目を閉じると、頭をゆっくりと起こす。そして、憎い男に唇を捧げた。
厚くてでっぷりとしていて、ぬちゃっとした、嫌な感触…。
唇が触れた瞬間、美咲の体中の神経に悪寒が走った。嫌悪感が体中を駆け巡る。
そして唇を離すと、粘ついた唾液で濡れた堀井の唇から、汚された美咲の唇まで唾液が
糸を引いた。堀井の顔を見ると、興奮した表情で何度も唇を舐めている。
やったっ!やったぞっ!美咲の…美咲のファーストキスは俺がもらったっ!
今まで俺をバカにしてきた奴らより、俺が先に…俺が一番最初に美咲の唇を奪ったんだっ!
くそっ!中学生の時に、この俺をバカにしてた奴ら…。あいつら…あいつらに教えてやりたい…。
ちゅ…中学生の唇を…。中学生のファーストキスを、俺が奪ったんだ…!
はあ、はあ、はあああ、もっと…もっと味わいたい…。美咲の唇…。薄くて柔らかくて…。
ぷりぷりして、綺麗な唇…。美咲…美咲の唇…。美咲の唇…。美咲、美咲の唇うぅっ…!
「美咲…。助けて欲しいんだろ…。助けて欲しいんだよな?美咲…。じゃあ…じゃあ、
少し…少しくらい我慢できるよな…?いいよな、美咲の唇…もっと味わっても…。
べろべろ、じゅるじゅる…美咲の可愛くて柔らかい唇…。いっぱい味わってやるっ。
美咲…美咲の唇…、犯すよ…美咲の唇うぅ…犯す、犯すよ、美咲の唇っ…!!」
そう大声で叫ぶと、堀井は美咲の薄く開かれた唇に襲い掛かった。
大きく口を開けると、美咲の小さな口を覆うかのように吸い付いた。そして、唾液で濡れた
舌を美咲の口内にずるりっとねじ込み、美しい唇の中に収められていた歯茎、歯、
そして舌を味わった。美咲の舌に自分の舌を絡ませながら、ゆっくりと唾液を美咲の口内に
流し込んでゆく…。美咲にできるのは、目をぎゅっとつむってひたすら耐えるだけだった。
美咲の口をおもいきり大きく開かせると、美咲の舌に音を立てて吸い付く堀井。
ズッ、ズルウゥゥッ、ジュルッ、チュッ、チュルウウウウゥゥッ……ッポンッ
最後に大きな破裂音を立てて美咲の舌を開放した堀井。
口を犯され涙目の美咲の顔は、堀井の唾液でべちゃべちゃである。
屈辱…今の美咲の心を端的に言い表すなら、"屈辱"だった。
汚された口の中には、堀井の唾液が溜まっている。
「飲め…。」
流し込まれた堀井の唾液を飲み込むように命令され、美咲はコクリと喉を鳴らした。
犯罪者に自由を奪われ、自由になるためとはいえ、命令通りに唇を奪われた自分…。
更に、汚い唾液まで飲まされて…。悔しい…。
自由にしてくれる約束さえなければ、舌に噛み付いてやったのにっ…!
だが、美咲は約束どおり唇を与えた。これで、自分は自由になるはずであった。
「もう…、もう十分満足したでしょ…。約束よっ!早く!早く私を助けて!自由にして!」
だが、堀井はそんな事初めて聞いたと言わんばかりのきょとんとした顔をしている。
自分を見る堀井の目が、不思議なものを見る目になっている…。
まさか…まさか…この男…。美咲の腹の奥で、何か黒いものがざわざわと蠢きはじめた。
最初から…最初から私を自由にしてくれるつもりなんて、なかったってこと…?
美咲は怒りが頂点に達して、吐き気をもよおした。
「ちょ、ちょっとっ!約束っ!約束でしょっ!何、ぼーっとしてるのっ!早くっ!
早く助けてっ!お願いっ!約束を守ってっ!約束したでしょっ!約束っ!約束っーー!!」
目に涙を浮かべながら怒りの表情を見せる美咲に対して、堀井は言い放った。
「悪いけど…俺、そんな約束した覚えなんだけど…。
美咲がそう言い張るなら、ちゃんとその契約書を見せてくれよ。」
30歳も半ばを過ぎた男は、15歳の少女に対してまるで子供のような言い訳をした。
美咲はその瞬間、悔しくて拘束されている両手両足におもい切り力を込めて暴れた。
首を左右に振り乱しながら、鎖をガチャガチャといわせながらめちゃくちゃに両手足を
振り回そうとする。悔しくて…悔しくて、もう気が狂いそうだった。
「そんなっ!そんなあぁっー!卑怯っ!卑怯よっー!私の、私の唇奪っておきながらっ!
酷いっ!酷いよっー!卑怯者っーー!」
堀井は取り乱す美咲の姿を、冷めた目で見つめていた。
ふん、どうせ助けてやったところで、命令を聞くつもりなんか無かったくせに…。
先に嘘をついたのは自分のくせして、なにが卑怯だ…。
そもそも、俺は美咲を手に入れるためにとんでもない大金を支払ってるんだ。
俺には、美咲を自由にする正当な権利がある。そう、俺は美咲を自由にできるんだっ!
美咲の体を、全部味わってやる!外側からも…内側からも…!全部っ!全部だっ!
「さあ、次は大人しくパンティ下ろされような、美咲いぃ。
パンティ下ろして、美咲の一番恥かしいところをじっくりと観察してやるからな!
それから、たっぷりと舌で味わってやる。
可愛い割れ目にも、肛門にも奥まで舌をねじ込んで、全部味わってやるぞっ!
もう、パンティ下ろされたら、お前の人生おしまいだからなぁっ!!」
「いやああっーー!いやっ!お願いっ!許してっ!やめてぇっー!」
美咲の真っ白なショーツに手を掛ける堀井。
この薄布を剥ぎ取られたら、美咲を守るものはもう何も無い。
そのことは、美咲にも十分にわかっていた。だめ…ショーツを下ろされたら…。
これを下ろされたら、私…。私の恥かしい所が全部見られるっ!
そして…そして、その後は…。もうその後の事は、恐怖で想像できなかった。
「さあ、下ろすぞ、美咲のパンティ!この真っ白で、かわいいパンティ!パンティ下ろして、
全部見せような、美咲。割れ目も、クリトリスも、お尻の穴も、このパンティ下ろしたら、
全部丸見えになるぞ!15歳の、中学生の割れ目、じっくり見せてもらうよっ!
ほら、下ろすぞっ!パンティ下ろすぞっ!美咲の、美咲の真っ白なパンティ!
パンティ下ろすよっ!ほら、下ろすぞっ!パンティ下ろすぞっ!パンティ下ろすぞおっー!
美咲の、美咲のパンティ、美咲のパンティ下ろすぞおぉっ!」
「いやっ!いっやあっーーーー!!」
堀井のある種狂ったような叫び声と美咲の悲痛な悲鳴が、白い部屋に充満した。
捕らわれた哀れな美咲を助ける者は、誰もいなかった。