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SM小説 被虐願望

人格を無視した性欲処理の道具として、 奴隷として、めちゃくちゃに犯されたい… 。

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SM小説-生贄-第1話

<生贄 第1話>

『生贄(いけにえ)とは、神への供物として生きた動物を供えること、またその動物のことである。
供えた後に殺すもの、又は殺した後に供えるもののほか、殺さずに神域内で飼う場合もある。
ほとんどの場合、生贄の対象は動物であるが、動物ではなく人間を生贄として供える慣習も存在する。
これを特に人身御供と呼ぶ。(出典: フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia))』

高い城壁に囲まれた塔から周辺を眺めると、城の周辺には針葉樹を中心とした森林がどこまでも続き、
美しい川や湖も見渡す事ができた。何百年もの年月をかけて作られた自然は、人工的な首都の町並み
の美しさとは異なる、軟らかな癒しをこの地域の人々に与えていた。
冬は厳しい季節となるこの地域では、農耕よりも牧畜が主流であった。
城の周辺で草を食む牛や羊達を見ていると、何とものどかな気分にさせられた。

しかし、その美しい自然に囲まれた城にしては、その体裁はあまりにも無骨なものであった。
この城の外観は、王国の首都に存在する城とは全く異なっていた。
首都の城が防衛機能はそれほど重視せずに、むしろ居住性や壮大さ、それに何よりも
国の象徴としての豪華さと優雅さを追求したものであるのに対して、この城は純粋に軍事的な見地から
建設されているようである。

城の城壁は正確な正方形をしており、それは分厚い石を積み重ねて作られていた。
さらにその城壁の周りには深い堀が掘られており、進入を困難にしている。
そしてその城に入るには、その堀に渡された吊り上げ式の橋以外に存在しない。
その丸太をつなぎ合わせて作られた橋を上げてしまえば、深い堀と城壁に阻まれ、何者であれ
この城に入ることはできない。また、同時に出る事も不可能であった。
城壁に囲まれた城の中心には高い塔が建てられていたが、装飾の類は一切無い。
城の象徴としての塔というよりは、敵の行動の観察、また高い位置からの重力を利用した攻撃の為に
作られたもののようである。

そしてその城の周囲に住む人々からは、その城は「吸血鬼の城」などと呼ばれて気味悪がられていた。
理由は、月に一度その城の橋が下ろされて入っていく一台の馬車に有った。
その馬車には、そのような城には不釣合いな美しい女性が乗っているというのだ。
それはきっと城に住む吸血鬼が、生き血を吸うための生贄だと周辺住民の間で噂になっていた。
そのような噂のせいもあり、普段はその城に近づく者は、一人もいない。
ただ、僅かばかりの兵士が城壁の角の監視塔に立ち、防備を固めているのみである。

そして今月も、その馬車は城に到着した。
堀には橋が下ろされ、城門には闇夜に輝く赤いかがり火が灯されている。
馬車は橋を渡り、その馬車がぎりぎり通れるくらいの狭い城門を通って城内に入っていく。
そのかがり火に照らされた馬車の中には、噂どおり若い女性が乗っていた。
しかし、その女性の両脇には兵士が座っている。
まるで、囚人を護送しているかのようである。女性の表情も、どこか不安気に感じられる。
その若い女性は城内に入ると馬車から下ろされ、その城の中心部にある塔の方へ連れて行かれた。

「おい、こんな所に何であんな若い女が来るんだ。売春婦か?」

城門の前で警備にあたったている兵士の一人が、同じく城門を守る別の兵士に声をかけた。
こんな辺ぴな所に夜に来る若い女といえば、売春婦と相場が決まっている。
だが、兵士の返答は以外なものであった。
兵士はニヤつきながら答える。

「ああ、お前はまだこの城に配備されたばかりだから知らないだろうが、この城には吸血鬼がいるのさ。」

「吸血鬼!?あの生き血を吸う奴か?そんなバカな。単なる言い伝えだろ。」

「まあ、確かに吸血鬼ってのはこの城の周りで単に噂になっているだけだがな。
ただ、吸血鬼みたいな化け物がいるのは間違いない。俺もこの目で見るまでは、信じられなかったよ。
まさか、あんなのがこの世に存在するとはね。
しかも、あれが伝説ではこの国の守り神ってんだから、なおさらだ。
俺達の間では、単に怪物って呼んでるよ。とてもあれが王国の守り神だとは思えない。」

話を聞くうちに、新しくこの城に配備された兵士は、ようやくこの城の存在理由がつかめてきた。
まず、この城は敵国からの侵略を防ぐために建設されたものでは無い。
この城は、むしろこの城内に存在する"怪物"を外部に放出する事を防ぐために作られたということ。
さらに、怪物には月に一度、「生贄」が与えられるということである。
つまり、今夜がその生贄が与えられる日なのだ。
その男はその怪物と呼ばれる生物の詳細を聞くにつれて、寒気がするのを覚えた。

生贄としてこの城に迎えられた若い娘は、兵士に両脇を抱えられながら階段を降り始めた。
兵士の持つランプは、地の底まで続くかのように伸びる螺旋階段を照らしている。
そして、ようやく階段が終わると、その先には鉄格子の扉に阻まれていた。
兵士の一人がその扉の鍵を外して扉を開けると、ギイイという耳障りな鈍い音が響いた。
そしてさらに石で囲まれた廊下を進むと、突き当たりにその部屋は存在した。

その怪物は、塔の地下に作られた部屋に実在した。
部屋の四方は剥き出しのレンガで覆われており、まるで牢屋のようである。
唯一、人が出入りできる程度の扉が付けられていたが、そこにも強固な鉄格子が
嵌め込まれていた。部屋は10メートル四方の正方形をしており、かなり大きな部屋であるが、
その部屋の主の巨体によってそれほど広くは感じられなかった。

この生物の生態には不明な点が多かった。
体全体を石灰岩のように堅く巨大な殻で覆われており、足はムカデのように多い。
その爪は鋼のように堅く、地面に突き刺し穴を開けながら巨大な体を前進させるという。
目らしきものは見当たらず、代わりに頭の方から何本もの触手を出して周囲を確認して行動する。
また、この個体の場合は全長3.5メートル、高さが1.5メートル程度であるが、大きなものになると
全長10メートル以上になる場合もあるという噂だ。

しかし、この地下以外でこの生物を目にした者は存在しない。
このような生物が地上を這いずり回っていたら、国中が大パニックである。
もはや"それ"が何であるのか、そしていつの時代からこの地下で生きているのか知る者はいない。
この城が建設されたのは300年ほど前であるから、それ以前から生きているのは間違い無いらしい。
ただ、古い伝説がいくつか残るのみである。
伝説の一つは、以下のようなものであった。

『500年以上の遥か昔にこの地域が戦乱に巻き込まれ、王国は敗北寸前まで追い込まれた。
首都の城は他国の兵士達に囲まれ、兵糧も尽きた時、突如として何百もの"彼ら"が現れ、
敵兵士達を津波のように飲み込んで殲滅した。
それにより国は占領を免れ、生き残ることが出来た。
その時より、彼らはこの国の守り神となった。』

なんとも、胡散臭い伝説である。
そもそも、500年前にこの地域でそのような戦乱があったかどうかさえ怪しい。
しかも、その当時の人間などもはや一人も生きておらず、確認のしようも無い。
事実、伝説はそれぞれの時代によって変化していた。
時代によっては、"それ"は悪の使いで、当時の王国の騎士が苦難の末に打ち倒して城の地下に
幽閉したというもの。
時にはこの国の美しい姫が魔術に掛けられ、このような怪物の姿に変えられてしまい、
元の姿に戻る日をこの地下で待ち続けているというものまであった。

いずれにしろ、どれも確認のしようの無いものばかりである。
しかし、どの伝説にも共通している部分が一箇所のみ存在した。
それは、「この生物に生贄を捧げる事を怠ると、とんでもない大災害が訪れる」というものである。
その大災害とはいずれも国を揺るがすものであり、下手をすると国自体を滅ぼすものになるという。
生贄は、月に一度と決まっており、その対象は若くて美しい女性とされていた。
いつの時代でも、人身御供となるのは決まって若く美しい女性である。
この点については、この伝説も定説の域を出る事は無かった。

現在の国の上層部がこの伝説を信じて生贄を与え続けているのかどうかは分からないが、
この怪物に生贄を与える事は中止されなかった。
この城の周囲の人々は、歴代の国王達は特に「大災害」の部分について非常に恐れており、
生贄を欠かした事は今まで一度も無いのなどと噂している。
仮に自分の代で生贄を捧げるのを止めたとして、偶然大地震でも起こってしまえば
その責任を問われかねない。
それに比べれば、月に一度の生贄はそれほどの問題では無いということだろうか。
何にしても、それはその周辺に住む人々の単なる噂に過ぎなかった。
そして、今月も哀れな犠牲者がこの城に招かれたのであった。

その部屋の鉄格子の扉が兵士によって空けられると、その若い女は素早く部屋に押し込まれた。
歳は18歳前後だろうか。女性というよりも、少女と言った方が適当かもしれない。
今回の生贄である少女は胸の前で両手を合わし、細い足は恐怖で震えている。
部屋の中に明かりは全く無く何も見えないが、そこに何かがいるのは何となく分かった。
とその時、肩まで伸びる艶のある美しい黒髪が風圧で揺れたと思うと、
ひゅっという音と共に体中に何かが絡みついた。

「きゃあっー!」

一瞬何が起こったのかも分からないまま、悲鳴を上げる少女。
ねちゃっとした感触の触手が、首、胸、腰などに絡みつき、自由を奪われた体が引きずられる。
そして、少女の胴回り程もある太さの触手が腰をぎゅっと掴むと、少女の体を持ち上げた。
何本もの触手が一斉に絡み付き少女の衣服内に進入すると、内側からびりびりに破き始めた。
最後に下着を破かれると、少女は生まれたままの姿にされてしまった。
だが、全裸にされた少女を待つ地獄は、これからである。

その怪物の中から、一本の触手が少女の方に向かっていった。
この触手は少女の自由を奪っているものよりも細いが、先端に穴が開いており、中は空洞に
なっているようである。先端をぱくぱくと動かしながら、何かを探している。
すると、怪物からさらに細い触手がわさわさと伸び始め、少女の体を舐めまわし始めた。
どうやら、触手には様々な種類が存在するようである。
最初に少女の体の自由を奪い、体を現在も持ち上げているのは捕獲用の力の強い触手。
そして最後に出てきた細い触手は、言わば目の役割を果たしているのだ。
目の見えない怪物は、触覚により捕獲した獲物を確認するのだ。

細い触手は少女の体を細部まで嘗め回した。
顔、口、胸、そしてまだそれほど使い込まれていないあそこや、尻の穴まで・・・。
その調査は、細部にまで至った。
そしてその調査が終わると、太い触手が少女を空中で四つんばいの格好にさせた。
力ずくで太ももを肩幅に開かせると、突き出された尻をさらに他の触手が左右に広げた。
そうすると、肛門が丸出しの格好になる。

「な、何っ!?いや、いやあっ!やめてえぇっーー!!」

これからいったい何をされるのか、恐怖で一杯の少女にできることは、
もはや泣き叫ぶことだけである。
しかも、生贄にされた少女を助けに来る者など、いるはずも無い。
少女は何とか抵抗しようとするのだが、両手両足の自由を奪った太い触手の力は半端ではなく、
渾身の力を込めてもびくともしない。

やがて、中がチューブのように空洞になった触手が、肛門が丸出しの尻に近づいてきた。
ヒュゴッ、ヒュゴオッと吸引する音が聞こえる。これは怪物の口のようである。
口をぱくぱくと動かしているそれは肛門の位置を確認して、その口からどろどろの液体を
肛門に吐き出すと、蛇腹のような触手を伸縮させながら、ずぶずぶと進入を開始した。

「きゃああああっーーーー!!」

触手は口から吐き出された液体が潤滑油となり、少女の肛門に易々と進入することに成功した。
そして、その口から先ほど吐き出したどろどろの液体を、少女の腸内に大量に放出し始めた。
吐き出しているのは、怪物の胃の中に収められた消化中の溶液である。

ごぼっごぼっごぼっ!ごぼおおおおっ!

チューブ状のその触手が、怪物の体内から吐き出されるどろどろの液体によって、
大きく脈打っている。そしてその液体は、少女の肛門からどくどくと注入されていった。

「あっ!ああっ!あああああああっっーーーー!!」

肛門から大量の液体を注入された少女の叫び声が、暗い部屋にこだました。
しかし、それが地上まで届く事は無かった。
[ 2011/12/17 22:56 ] 生贄 | TB(0) | CM(0) | [編集]
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