<拷問 第5話>
「何だ・・・せっかくお前が恥をかかなくていいように縛ってやったのに、もう降参か?
まあ、いいだろう。お前の好きなようにさせてやるよ。」
シュバルツは、大きく開かれた両足首に縛られた両手のロープを解くよう、部下に命じた。
今までびくともしなかった両手首を縛っていたロープが、徐々に緩められてゆく。
手が自由に・・・。
"何とかして"と自ら懇願したチェーンであったが、ロープを解かれている間に急に不安を感じた。
手が自由になったら・・・もう我慢できない・・・。
体の奥から湧き上がる欲望に抗うこともできずに、きっと自分で始めてしまうに違いない。
憎い敵の前で、自分の体を慰めなくてはならない・・・。
帝国軍人としての誇りも、女としての羞恥心も全部捨てて・・・。
でも、したい・・・したいっ・・・したくてしょうがないっ!
「お願いっ!・・・早くっ・・・」
チェーンは手首のロープが2人の部下によって解かれている間も、腰をもじもじと動かしながら
ロープを早く解いて欲しいと懇願した。
「おい、もう我慢できないってよ。ほら、さっさと解いてやれよ。」
割れ目からは透明な液体が糸を引きながら溢れ続けており、体を張りつけられている台を汚してゆく。
ああ・・・今、両手が自由になろうとしているっ・・・。
手が、手が自由になれば・・・。
自由になった手で・・・。
そして、ついに完全に両手はロープから開放され、自由になった。
きつく縛られていた両手首にはロープの跡がはっきりと残っていたが、
チェーンには手首に付いたそのロープの跡をさする余裕も無かった。
両手が、一直線に熱い蜜を垂れ流す蜜壷に向かう。
「はあっ!はあああっ!」
チェーンは必死になって自由になった両手を使った。
左手の人差し指でクリトリスを刺激し、右手の人差し指は透明な液体を排出し続ける割れ目に這わせる。
憎い敵兵の前で、大股開きで剥き出しになった自分の性器を愛撫し始めた。
くちゅ、くちゅ、くちゅ・・・
チェーンの細くて白い指が、欲望のままにいやらしい動きを続ける。
左手の人差し指の腹の部分で、大きく充血したクリトリスを円を描くようにこねくり回す。
時々、クリトリスの上で淫らに動く指を割れ目に這わせると、透明な熱い液体をすくい取り、
クリトリスに塗りつけた。潤滑油を得ることにより、指の動きは速く、強くなっていく。
こんなっ!こんなことって・・・敵兵の男達の前で、こんなことっ・・・!
チェーンは混乱していた。ついさっきまで、"帝国軍人の誇り"などと言っていた自分が、
今は命令されたわけでもないのに、人前で自らを慰めている・・・。これが、媚薬の効果なの・・・?
気持ちいい・・・我慢した後ですると、すごく気持ちいい・・・。
もう、止められない・・・指も、自分の指じゃないみたい・・・自分の意志とは無関係に動いてるみたい・・・。
「あっあっああっんんっ・・・」
濃縮された、オークの媚薬の効果は絶大だった。
綺麗な割れ目に這わせた指の動きに合わせて、くちゅくちゅと卑猥な音が聞こえる。
そして、チェーンの指の動きに合わせて、腰もいやらしく前後に動き始めた。
もうこうなってしまっては、後戻りすることなど不可能だった。
このまま、満足するまでひたすら慰め続けるしかない。
憎い敵兵の目の前で・・・。
「ふん、帝国のスパイも大したことないな。
敵の目の前にも関わらず、我慢できなくてオナニー始めちまうんだからな・・・。
それも、大股開きで性器も肛門も全部丸出しだぜ・・・。」
シュバルツ達の嘲笑を浴びながらも、チェーンは指の動きを止めることは出来なかった。
それどころか、憎い敵の目の前で痴態を晒し、それを指摘されることでチェーンの被虐心は
一層高まることになり、マゾの心に火をつけた。
「シュバルツ大尉、こいつの指・・・いやらしい動きしてますよ。
オナニーにも慣れてるみたいだし・・・今後が楽しみですね。」
「ああっ・・・いやっ!お願いっ!見ないでぇっ!」
空しい願いが、チェーンの口から漏れた。
しかし、その間もチェーンの細い指は愛撫を止めずにいやらしい動きを続け、
指の動きに合わせてくちゅくちゅと音を立てている。
恥ずかしい・・・こんな大股開きの格好で・・・それも憎い敵の前で・・・!
でも、恥ずかしいと思えば思うほど、何だか余計に興奮するっ・・・。
心の奥底からゾクゾクとしたマゾの快感が湧きあがっては、体を細かく震わせた。
右手の人差し指が、熱い透明な液体を排出し続ける割れ目の上で、激しく動く。
もう、我慢できない・・・入れたい・・・指を入れてかき混ぜたい・・・
チェーンは割れ目の上で円を描いていた指を、割れ目に沿ってゆっくりと這わせ始めた。
だが、その指の動きを凝視していたシュバルツに、その変化を察知された。
「何だ?まさか、そのまま指入れちまうんじゃないだろうな?
いくら何でも、それは恥ずかしすぎるだろう?チェーン。
誇り高い帝国軍人が、敵の前で指入れてオナニーはまずいんじゃないのか?」
シュバルツは笑みを浮かべ、おどけた口調で言った。
彼の部下達が合わせてどっと笑う。
彼らの顔には、明らかに嘲笑の表情が見て取れた。
自分の恥ずかしい行為を指摘されたチェーンは指の動きを止めると、
悔しさと恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら目に涙を浮かべた。
男達が、目の前で痴態を晒す自分の行為を凝視している・・・。
それも、指の細かい動きまでもがはっきりと把握されていることを改めて知らされた。
見られてる・・・私、今オナニーしてる所を見られてるんだ・・・。
そして、我慢できずにあそこに指を入れようとしている事まで指摘されて、笑われている・・・。
悔しさ、恥ずかしさ、悲しさ・・・頭の中でさまざまな感情が入り乱れる。
「うっううううぅぅぅ・・・・・・」
唇を震わせ嗚咽をもらすと、チェーンはとうとう泣き出してしまった。
軍人といえども、チェーンはまだ21歳の女なのだ。
このような辱めを受けて、耐えられるはずも無かった。
「もう、もういやぁ!こんなのいやあぁっ!」
顔を真っ赤にしながら、目からぽろぽろと涙がこぼれる。
「何だ、恥ずかしすぎて涙が出てくるか?
まあ、そりゃそうだろうな。何せ、敵の目の前で自分からオナニーして、
更に指まで入れようとしてるの指摘されてるんだからな。
どうした、本当は指入れたくてしょうがないんだろう?」
シュバルツは涙を流しながら耐えるチェーンの顔を覗き込みながら、意地悪な質問を繰り返す。
そのたびに、チェーンは体を震わせながら声を上げて泣いた。
「いやっいやああぁぁっ・・・!もう、やめてぇっ!」
「その指を奥まで指突っ込んで、ぐちゃぐちゃにかき回したいんだろう?
ぐちゃぐちゃに濡れた割れ目に指突っ込む恥ずかしい瞬間、早く見せてくれよ!」
シュバルツの言葉による責めは続く。
媚薬の効果により被虐心が敏感になっているチェーンは、その酷い言葉の一つひとつに
体をびくつかせながら反応した。
胸の奥の方からせり上がってくるゾクゾクしたマゾの快感に、体を震わせながら。
もはや我慢の限界を超えていた。
シュバルツに指摘されて指の動きを止めたにも関わらず、その割れ目からは愛液がとめどなく
溢れてきている。両手は割れ目の前で細かく震えていた。
入れたい・・・今すぐ指を入れて、奥をかき回したい・・・。
だっ・・・だめっ!それだけはっ・・・!
でも、でも・・・。
もう、我慢できない・・・!
だめ・・・もう、見られても・・・
チェーンは目をぎゅっと瞑ると、震える指を割れ目に沿って中指を動かし始めた。
熱い蜜が溢れ出るクレバスに中指の腹の部分を押し付け、上下にゆっくりと擦りつける。
その度に、くちゅくちゅと卑猥な音が割れ目から発せられた。
「そうそう、我慢できるわけないよな、チェーン・・・。
ほら、見ててやるから指入れオナニーしてみな。」
もう、だめ・・・だめ・・・何だか、指が自分のじゃないみたい・・・。
自分の意志とは無関係に、勝手に動いてる・・・。
勝手に、勝手に動いてるの・・・。
見られちゃう・・・あそこに指を入れる恥ずかしい瞬間・・・だめっだめぇっ!
割れ目をさすっていた指の動きが一瞬止まると、手首がぐっと手前に動く。
そして、チェーンの白くて細い中指が、ついに割れ目の中に消えた。
くちゅううぅ・・・
そして、いやらしい音と共に割れ目に消えた指と同じ体積の蜜が溢れ出した。
それは薄いピンク色の割れ目から溢れ出ると、そのまま肛門まで垂れ流れた。
「はっ!はあああああぁぁっっ!!」
一気に中指を奥まで差し込むと、チェーンは背中を仰け反らせながら快感の声を上げた。
今まで我慢していた欲望が一気に開放され、体中を被虐の快感が駆け巡る。
大股開きのまま縛られているロープが、ギリギリときしんだ。
「ははっ!入れたっ!入れたぞっ!!こいつ、本当に人前で指入れやがったぜっ!!」
それと同時に、情け容赦無いシュバルツ達の罵声が哀れなチェーンに叩きつけられた。
「見てるこっちが恥ずかしいぜっ!よくそんな事ができるな、帝国軍人さんよっ!」
「大尉、こいつ根っからの淫乱マゾですよっ!人前で指入れてオナニーするなんてっ!」
チェーンは、それでも奥まで入れた指を動かした。
顔を涙でぐちゃぐちゃにして、大声で泣きながら・・・。